ミャンマーの月次監査・月次試算表の作成
日本とは異なるミャンマーの会計事情
ミャンマーの会計事情は、日本企業が期待するレベルとは、かなり異なります。会計ソフトを使って、複式簿記で記帳するというミャンマー企業は、まだまだ少数派です。 多数のミャンマー企業は、手書きまたはエクセルで帳簿をつけているのが実態です。
日本と同じクオリティで帳簿をつけることの困難
日本語が理解でき、かつ会計のスキルが高いミャンマー人スタッフを採用するのは、容易ではありません。それではと、日本人スタッフが帳簿をつけようにも、ミャンマー語で書かれた領収書や請求書を入力するのは、不可能と言ってもよいでしょう。
日本と同じクオリティで、帳簿をつけるのは、ミャンマーでは至難の技なのです。
ミャンマー人スタッフの教育により駐在員のストレスを軽減します
ミャンマー人経理スタッフに、キャッシュブックのつけ方や証ひょう類の管理のし方、保存方法などを指導し、日本人駐在員のストレスを軽減するのが私たちの仕事です。弊社は、ミャンマー人スタッフが入力したデータを監査し、日本人がイメージする日本式の月次資産表の作成ができるようサポートいたします。
ミャンマーの月次監査・月次試算表に関するQ&A
Q1 ミャンマーでも日本の会計ソフトが使えますか?
A1 ミャンマーで公式に販売されている日本の会計ソフトはありません。消費税の仕様など、ほとんどの国内ソフトメーカーは、国外での使用を想定していないのが実情です。
Q2 本社で「弥生会計」を使っているので、これをミャンマーでも使いたいのですが。
A2 勘定科目を英語に置き換えれば、導入は可能です。ただし弥生会計は、国外での使用を保証していないので、あくまで自己責任の範囲でという形になります。
Q3 ミャンマーで一般的に使われている会計ソフトについて教えてください。
A3 ミャンマーでは、手書きの帳簿やエクセルでの集計が主流です。会計ソフトはあまり普及していませんが、なかでもPeach Treeという会計ソフトが一般的です。
Q4 Peach Tree とはどんなソフトですか?
A4 素人でも使えるERPタイプの会計ソフトです。ただし、日本の会計ソフトに馴染んでいる人には、かなり抵抗があるかもしれません。
Q5 Peach Treeで、総勘定元帳や月次試算表も作成できますか?
A5 できます。エクセルでの吐き出しもできますので、本社送付用の月次データ作成も可能です。
Q6 経理の知識があるミャンマー人スタッフがいません。経理の素人でも、Peach Treeに入力できますか?
A6 弊社では、素人のミャンマー人スタッフが、会計ソフトに入力できるようになるまでのトレーニングを行っています。
Q7 日本人所長は営業畑出身なので、経理の経験がありません。ミャンマー人スタッフが入力したデータの監査をお願いできますか?
A7 もちろん、できます。入力したデータがあっているかのチェックはもちろんのこと、難しい減価償却計算などの仕訳を弊社で行ってから、月次の試算表を完成させるなどのサービスも行っています。